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おにいちゃんは かわった
小6 沢村
美緒
おにいちゃんは かわって行く
いつのまにか かわって行く
毎日毎日 みているのに
なんだかわからないけど かわって行く。
春のころ
こぶしの木にのぼって 白い花を
「先生に もって行け。」
ぼさり ぼさり
あたしの手に落としてくれた おにいちゃん
あの時の 白い顔が
今は すっかり日にやけて ココアみたいな色してる
おでこに ぽつんと おできができている。
母にきいたら
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「ニーキービー」と 言った
「やーだな ニキビできて」
じろっとわたしの方を見ただけで
スーッと学校へ行っちゃった。
かわった なんだか かわった。
声がなんだか ぼうぼうしてきた。
わたしと あそんで くれなくなった。
かばんを ちゃんと しょわなくなった。
「おにいちゃん すず虫が なかなくなったよ」
「ああ 冬がくるから みんな死ぬさ だれでもいちどは 死ぬんだぞ」
おとなの声だ
ああ おにいちゃんは おとなに なっちゃうんだ
(『日本の子どもの詩』岩崎書店)
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