性教育ニュース 【03/10/11】
東京都教育委員会・横山教育長への質問

 
 

 

2003年10月7日

東京都教育委員会・横山教育長さま

“人間と性”教育研究協議会幹事会

東京都教育委員会・横山教育長に質問します

――性教育に関する7つの質問事項――

 私たちは子どもたちの人格形成と豊かな人間関係をはぐくむための性教育を学校・地域・家庭でどのようにすすめたらよいか、1982年から研究と実践をすすめてきたものです。そうした立場からすると、最近の貴東京都教育委員会の性教育に対する方針、具体的な「指導」「調査」の実態は、全く理解に苦しむものであります。
 そこで私たちはこれから性教育を研究していくうえで、以下の7項目について質問をいたしますので、ご回答をいただくよう宜しくお願い申し上げます。

 なお回答は、11月7日までに、“人間と性”教育研究協議会事務所までいただくようお願いいたします。
 またいただいた回答については、私どものホームページで公開することをご了承ください。

1)性教育は「児童・生徒の発達段階に即して計画的に進めることが重要である」と通知(近藤精一・教育庁指導部長名、2002年12月18日付)されていますが、性教育に関して土台となる性的発達段階についてどう考えるべきか具体的な説明をお聞かせいただきたい。

2)「からだうた」で、ペニスとワギナの名称をあげることはなぜ問題なのですか?また都議会の質問に答えて、科学的な性器の名称について「とても人前で読むことがはばかられるのもはばかれる」と発言されていますが、性教育に関する討議や実践のなかで性器の名称を正確に使うことがなぜ“問題“といわれるのか、その理由についてお聞かせ願いたい。

3)性教育のテーマである「性器」についての学習は、どの学年で、どのような名称で教えるのが適切であると考えていますか?またその理由についてお聞かせ願いたい。

4)性教育用教具の人形および『せっくすのえほん』はなぜ「教材として不適格・不適切」なのでしょうか?教育現場でどのように使われているか、ご存知であれば紹介願いたい。

5)エイズや性被害の防止教育の重要性は今日差し迫ったものとなっていると考えますが、「性交」「性器」のテーマにふれないで、HIV・エイズあるいは性的虐待(性被害)などのテーマをどのように扱うべきとお考えでしょうか?とくに小学校および中学校段階の指導についてお聞かせください。

6)“過激”“ゆきすぎた”性教育、“不適切な”性教育を判断する基準は、子どもの性の現実を踏まえてであると考えますが、「適切」であるという判断基準、それを超えるという判断基準についてどのようにお考えなのかをお聞かせ願いたい。

7)教員が教育実践を踏まえて、その内容を文章や口頭で報告することについて制限されるべきとお考えですか?万一制限されるべきとお考えであるとすれば、それはどのような法的な理由によるのでしょうか?お聞かせください。

以上の7項目ですが、ぜひともご回答をいただくようお願い申し上げます。

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