性教育ニュース 【04/04/27】
「みんなの会」ニュース 第4号

 
 

 

2004年04月26日

「みんなの会」ニュース 第4号
--申立人数6500人越す--

学校教育・性教育に対する不当な介入への対策連絡協議会

「日の丸」「君が代」強制で大量処分!

 新年度がスタートし、皆さまには新しい出会いの数々があったのではないでしょうか。
 マスコミ報道でご存知かと思いますが、今春の東京都公立学校の卒業式・入学式では、都教委により特に「君が代」斉唱時、起立しなかったことを理由に、約200名もの都立高や盲・ろう・養護学校の教職員が戒告処分等を受けました。
 都教委が昨年10月に出した、学校行事における「日の丸」「君が代」の実施指針・通達は、「日の丸」の掲揚場所から会場設営にいたるまで指定されてあり、「そこまで強制するのはおかしい。これは問題だ」として、教職員による「予防訴訟」や「処分不服申し立て訴訟」、保護者や市民による「「都教委通達の再検討を求める都民署名の会」などが結成され、陳情や記者会見、集会など様々な運動が広がり、繋がっています。

「おかしいぞ?教育委員会―みんなで考える性教育―」

 私たち「不当介入対策協議会」は、公開模擬授業による学習会を開催し一部都議・マスコミ、都教委のよる性教育攻撃の不当さを市民に知らせてきました。
 第1回目・3月27日は、「憲法よもやま講座」の場で、小学校の模擬授業や中川弁護士による人権救済の報告、七生養護学校保護者の会の洪さんの訴えなどでした。申立人を対象にしたので、チラシの作成をした宣伝を行わず、憲法フェスティバル実行委員会のHPに載せただけでした。
 参加者は40人ほどでしたが、この学習会に参加された都議会議員の伊沢けい子氏が私たちを理解してくださり、第2回目の学習会を中心的に進めてくださいました。

 第2回目 4/21「みんなで考える性教育」集会は大成功!

  2回目の学習会は、性教育に対する学校教育への不当介入を許さないために、人権救済申立で運動を進める私たちと都議会の伊沢けい子都議、福士敬子都議で共催して、21日に都議会棟の第1会議室で開催しました。実に名簿だけで153名(実際にはスタッフを入れると160名くらい)の参加で大きく成功しました。
 この攻撃の急先鋒であり、日の丸・君が代問題でも、あらゆる都の教育破壊の中心人物でもある土屋、古賀、田代のいわゆる3都議や性教育攻撃を続けている統一協会などの勢力と正面切って対決する場として、向こうが大量動員かけてくることを充分想定し、会場の容量以外の理由では断ることなく、正面から議論しようと考えていました。
 集会に向けては、マスコミ各社にも投げ込みを行い、3都議は必ず産経を通じて集会のことを知り何かやってくるだろうと構えていましたが、その動きは全く見えませんでした。ある意味「残念」という思いもありますが、ここに彼らの弱点がハッキリと見える気がします。彼らはデマ宣伝はできるが、真実での討論はできないということです。彼らが21日の集会をめぐる動きをどれだけ「偵察」したかどうかはわかりませんが、21集会(都教委が保管している教材を、伊沢都議が借用してくださり、集会会場に展示する)やその後の記者会見で「没収」教材について学校でどのように使ってきたのかを詳しく実演も交えて報告したことがマスコミで取り上げられましたので、おそらくまた「反撃」してくると思います。
 さて、集会プログラムは、浅井春夫先生からの性教育攻撃の分析と今後の課題の提起、そして谷森正之先生からの性教育の模擬授業、元七生の教員の「こころとからだの学習」に込められた思いや「不適切」と言われた教材がどのように使われていたのかの話し、そして保護者の会として「今まで通りの七生の教育を行うこと」をもとめる都教委への要請署名の取り組みの報告(この署名はタイムリーに本日第2弾を提出、実に1万8千名を超える賛同が寄せられました。)、人権救済の弁護団の我々は必ず多数派になる」という熱いメッセージ、そして4会派5都議からのエールなど、子どものことを思う深い気持ちと不当な攻撃への激しい怒り、さらに熱い連帯を感じることができる集会でした。(この日の様子を伝える新聞記事
 今後の当面のアクションとして、28日(水)午後には、14日付で都教委に提出した「公開質問状」の回答説明会(21日集会のあった午前に、文書回答を受け取り、続いて記者会見をするという計画でしたが、都教委の都合で28日になる)が予定されています。また、第3回公開模擬授業による学習会は、5月22日(土)14時〜、石神井公園区民交流センターで、障害児への性教育模擬授業と、特別支援教育の動向と問題点などを計画しています。
 皆さん、是非学習会などに結集して集会を成功させ、性教育・学校教育への不当な介入を押し返していきたいものです。次にを紹介します。

寄せられた感想から(21日学習会参加者の感想) 

●「・・・『つらい思いをしている子がいるかもしれない、性的虐待を受けている子が(この中に)いるかもしれない、常にその事を頭において授業を』という言葉には、頭が下がります。・・・しかし、この人形を見て『アダルトショップ』という言葉を思い浮かべる人ってどういう頭の中身なんだろう。・・・ほのぼの人形じゃないですか。りかいできない」
★「公開授業に大変感動しました。“本当の教育がここにある”と感じました。子ども一人ひとりを大事にし十分な配慮をして授業をしておられることを確かに受け止めることができました。ジェンダーバイヤスフリーの視点で、日頃男女平等の教育を追求している私どもの団体にとって、“我が意を得たり”の熱い思いで、今後も協力・支援をしていきたいと思います。」
■「都議会内で行われたこの会の成果をうれしく思います。実際の性教育の模擬授業を通じて、性と生命の尊さを子どもたちへ伝えることの大切さがこの会の共通のものになった気がします。このままの都政・行政を許すなら、性被害は勿論、障がいを持つことさえ「自己責任」で片付けられる時代が来てしまう。そのような流れを大きく押しとどめるためにもこの会と共同できる都民の輪を一層大きくしていきましょう。」
◆「性教育の問題は、我々IS(インターセックス)にとっては外すことのできないテーマです。生きてゆく上で性の問題は、まさに一生の問題であるわけです。七生養護学校の先生方のご努力、科学に徹することで、はからずも愛情すら感じられない悲しい家庭にある人々にも冷静な視点を与えることができるという配慮にこそ深い愛情を感じます。・・・」

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