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性と性教育の相談Q&Aシリーズ

第十四回 月経って血が出るの?痛いんでしょ、私、嫌だな、女に生まれて損したな。(小5)

Q:月経って血が出るの?痛いんでしょ、私、嫌だな、女に生まれて損したな。(小5)
A:月経って、けがをしたように出血するものではないのよ。正確には血液そのものだけじゃないの。粘膜も混ざっていて、いらなくなったものを外へ出して、そのあとで子宮のうちがわの膜を新しくしていくことなので、病気でもけがでもないから、たいていの場合、痛くないと考えてください。テレビのCMなんかで「この薬、生理痛に効きます」なんてキャッチフレーズを、繰り返し聞いていると、何だか必ず痛くなるって思うかもしれませんね。
 子宮がその下の膣(ワギナ)というところにつながる部分は狭くなっているので、そこを通して粘膜や血液が押し出されるときに、痛みがある場合もありますが、おなかや足を冷やさないように服装に注意したり、入浴で筋肉をゆるめて気持ちもリラックスしたりすると、その通り道がゆるむので、痛みはやわらぐものですよ。
 でも、痛みがひどかったら受診してお医者さんに相談するということも大切です。
 月経の起こるしくみを正確に知っていて、こわがらずに、いやがらずに月経を安心して迎えることはとても大切なことです。しくみを知ることで、あなたはひょっとしたら「女に生まれて損したな」って考えなくなるかもしれませんよ。
 月経の起こるしくみは、実は簡単に言えば次のようなことです。
 女の子のからだが、10歳から16歳くらいになると、卵巣というところで、卵子(女の人の作るいのちのもと)が育ちます。子宮(赤ちゃんが育つところ)では、内側の膜が血液を含んで厚くなります。
 卵巣で育った卵子は卵巣をとびだして、卵管というところに出ていきます。そこに精子がやってきて卵子と結びつかないと、卵子はいのち(赤ちゃん)にならずに、やがて分解・吸収されます。精子がどのように送りこまれるかについては、また後で話します。
 卵子が精子と出合うことがないと、子宮のうちがわの膜やためてあった血液は古くなってしまい、少しずつはがれて、膣を通って膣口(女の人の尿道口と肛門の間にある)から外へ出します。これを月経と言います。
 子宮の内側はまた卵子のリズムに合わせて、もとのように、新しく厚くなっていきます。女性のからだは、この繰り返しをしています。  
 月経はだいたい3日から7日間ぐらい続きます。たいていは1カ月に1回ぐらいの目安で繰り返されます。人間の場合、このしくみは45歳〜56歳ぐらいまで続きます。
 ねっ、からだのしくみって、おもしろいでしょう。よくできているって思いませんか。
(安達 倭雅子)

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