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性と性教育の相談Q&Aシリーズ

第二十三回 「性教育」と言えば、女の子の初潮の手当指導 が相場だったと思うのですが…

Q:昔から、「性教育」と言えば、女の子の初潮の手当指導 が相場だったと思うのですが、最近では男の子の精通についても教えると聞いて少し驚いています。なぜそんなふうに変わったのですか。男の子にも性教育が必要なのですね。(母親)
A:男の子にも女の子にも性教育は、おっしゃるとおり必要です。なぜなら、私たちは体を大切にしなければなりませんが、まずはその大切にしなければならない体について、よく知っていることは必須です。知らないことを大切にしなさいと言われても無理です。女の子も男の子も自分たちお互いの体について、性の分野も含めて、よく知っておくことは大事なことです。
 また、思春期に起こる体の変化、象徴的には精通や月経について、子どもたちが、それを経験する時、それ以前に知識を正確に持っていたか、そうでないかが、その後の子どもたちの人生に大きく関わることが明らかになりました。
 ある統計によると、月経について十分な知識や手当の方法などがないままに初経を迎えた人や、初経を迎えるに当たって、「もう、あったの」とか「いやねぇ、だから女は厄介よねぇ」といった否定的な対応を受けた人に、月経痛のある人が統計の上で多く見られることが指摘されています。
 男の子の場合も、夢精を病気だと思う程、無知な環境に放置されていたり、精通を経験した時、精液の形状に事前知識がなかったために、「汚い」といった否定的な印象を持ってしまったり、快感を肯定できない「からだ観」をいつの間にか持たされていたりする場合、その後、おとなとして健康な「男性観」をつくりあげにくいことが指摘されています。男の子にも、女の子にも性教育が必要なのです。(安達 倭雅子)

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