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性の学びが未来を拓く
大東学園高校 総合「性と生」の26年

性の学びが未来を拓く
大東学園高校 総合「性と生」の26年

水野哲夫(著)
本体価格:2000円
発刊年月:2023/4
ISBN:9784871686921
Cコード:3037
管理番号:10099
出版社‏ :‎エイデル研究所

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大東学園高校 総合「性と生」の26年」をamazonで購入



  

 
 1996年からスタートした、私立・大東学園の包括的性教育の授業実践「性と生」。
様々な教科を担当する70名近くの教員がかかわり、学校全体で包括的性教育の実践を位置付け、実践されてきた。
 「性と生」を長年リードしてきた著者・水野哲夫氏が、同校の管理職、「性と生」の授業を担当した教員、そして授業を受けた生徒たちにインタビューを行い、執筆。
 学校全体を巻き込み形作られてきた性教育実践「性と生」の様相を、多角的に切り出し立体的に浮かび上がらせていく。

【性教育研究者 村瀬幸浩氏 推薦!】(推薦文より引用)
 大東学園高校が主催する公開研究会に招かれて何度かお邪魔したが、いつも印象深いのは「先生たちが明るい」ことであった。
 生徒たちと力を合わせて居心地のよい学校を作ろうとされている意思というか希望がよく伝わってくるのである。そのとりくみの核をなしてきたのが性の総合学習であったことはよく知られている。
 ハラハラドキドキの学校づくりが今や大きな輝きを放ちつつある。

(本書「はじめに」より抜粋)
 本書は、ユネスコの「国際セクシュアリティ教育ガイダンス」を基盤とする包括的性教育を年間20数時間、性教育先進国スウェーデンと同程度に実践している私立大東学園高校の記録である。
 同校では、高校1年の必修総合学習(総合的な探究の時間)「性と生」として、特定の個人ではなく、様々な教科の教員がチームを作って授業づくりを進めてきた。しかも、1996年のスタートから26年以上にわたる実践が続いている。
 日本ではまれな集団的な包括的性教育実践はどのように誕生したのか。なぜ続けてこられたのか。
 時々のエピソードと関係者へのインタビューによって、それらを浮き彫りにしていこうと思う。

【目次】

はじめに

■エピソード@ 学園の歩みと1990年代の大改革
インタビュー1 小岩井 真由美さん  

■エピソードA 総合「性と生」の創出まで―カリキュラムの抜本的改革の中から―  
インタビュー2 丸山 慶喜さん  

■エピソードB 「性と生」のスタートと1990年代の諸情勢   
インタビュー3 小嶋 真奈さん  

■エピソードC  「開く」―メディアや研究者の「密着」と公開研究会  
インタビュー4 武藤 由美さん  
インタビュー5 池上 東湖さん  

■エピソードD 2003年男女共学化と「性と生」の新しい課題  
インタビュー6 堀井(寺田)由美さん  

■エピソードE 「多様な性」か「性の多様性」か  
インタビュー7 小川 明紀さん 

■エピソードF  生徒たちの変化 
インタビュー8 卒業生に聴く 麥倉 達摩さん  
インタビュー9 高校2年生に聴く 花輪 志門さん/Mさん Aさん/Nさん Mさん/高麗 美玖さん
  
■エピソードG 「国際セクシュアリティ教育ガイダンス」との出会いと学び 
インタビュー10 阿部 和子さん  

■エピソードH 大東学園の新カリキュラムと「探究T『性と生』」  
インタビュー11 原 健さん  
インタビュー12 牛坂 安未さん  
インタビュー13 荻野 雄飛さん  

おわりに  
参考文献一覧  
総合「性と生」 歴代授業担当者一覧 

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