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第33回全国夏期セミナー大分大会

人間の尊厳を大切にする性教育を
   〜憲法と性教育国際指針(ガイダンス)
            を活かした実践の創造へ〜

大会テーマ
「人間の尊厳を大切にする性教育を
     〜憲法と性教育国際指針(ガイダンス)を活かした実践の創造へ〜
 性教協結成から30年あまり。日本国憲法は、私たちの学びと運動の大切なよりどころであり続けてきました。しかし今、「権力をしばり、国民を守る」憲法を、「国民をしばり、権力を守る」憲法につくりかえようとする動きが強まっています。このような憲法改定は、私たちの学びと運動の大切なよりどころを根こそぎ奪うということにほかなりません。
 一方、世界の性教育は大きく前進しています。2009年12月、ユネスコ(国連教育科学文化機関)が中心となり、「性教育国際指針(ガイダンス)」が出されました。これは、国連の諸組織と世界中の性教育専門家の実践と英知を集めて作り上げられたものです。この「ガイダンス」で述べられている性教育の意義・効果・目的などは、私たちがこれまで積み重ねてきた、「科学・人権・自立・共生」をキーワードとした性教育実践と重なり合うものです。「性教育の具体的内容」においても、私たちの実践は世界の性教育の大きな流れ(本流)とともにあります。昨年11月、七生養護学校(東京)における性教育への政治介入事件の裁判で、「介入は違法」とする画期的な最高裁決定をかちとり、勝訴することができました。この勝訴も力とし、人間の尊厳を大切にする性教育をめざして「ガイダンス」を主体的に学び、私たちの実践の方向性と具体的内容を構築していくことが求められています。皆さんの知恵と力を集めて、この大会を飛躍の場にしましょう。
会場及び参加費等
開催日 2014年 8月9日(土)〜 8月11日(月)
会場 コンパルホール 大分市府内町1-5-38(JR日豊線大分駅から徒歩7分)

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参加費
区分 参加日 参加費 区分 参加日 参加費
一般 全日 10,500 一般学生 全日 3,000
二日間 8,000 1・2日間 1,000
一日 4,000 会員学生 全日 2,000
全国会員 全日 9,500 1・2日間 1,000
二日間 7,000 中高生 全日 1,000
一日 3,500 1・2日間 500

○7月8日(火)までに全日程参加で申し込まれた場合は、1,000円の早期割引があります。(一般と全国会員のみ)。
○7月8日(火)以降のお申し込みはFAXのみの受付となります。
○お申し込み締め切りは7月18日(金)とさせていただきます。締め切り日以降に参加ご希望の方は直接会場へお越し下さい。
○お申し込みは、参加申込書に必要事項をお書き添えの上、郵送またはFAXでお申し込み下さい。(今回はインターネットでのお申し込みはありません。
○参加費や、宿泊プラン、8/10の昼食弁当のご案内等、お申し込みの詳細は以下をご覧下さい。(参加申込書も以下のリンクからダウンロードいただけます。) 

   お申し込み詳細(参加申込書付き)

後援 大分県・大分市・大分市教育委員会・国立大学法人大分大学・学校法人別府大学・一般社団法人大分県医師会・大分県産婦人科医会・公益社団法人大分県看護協会・一般社団法人大分県助産師会・大分県臨床心理士会・大分県精神保健福祉協会・一般社団法人日本家族計画協会・毎日新聞社・読売新聞西部本社・朝日新聞・大分合同新聞社・西日本新聞大分総局・OBS大分放送・TOSテレビ大分・OAB大分朝日放送・株式会社エフエム大分・学校法人別府大学・公益社団法人日本教育公務員弘済会大分支部
おわびと訂正  申し訳ありませんが、先に会員の皆様へ郵送した今回のセミナー参加募集要項にいくつか間違いがみつかりました。
 HPでは修正されていますが、以下に正誤表のリンクを張りますので、お手持ちの要項と照合して下さい。

   要項正誤表
 
日程及びタイムテーブル
 
8/9(土) 8/10(日) 8/11(月)
11:00〜
受付 
12:00〜12:30
開会行事 
オープニングミニコンサート
12:35〜13:05
基調報告
13:15〜14:45
記念講演 
15:00〜17:00
トーク&トーク 
17:10〜18:00
模擬授業&分科会の打ち合わせ
9:30〜12:30

模擬授業 




9:00〜
受け付け
9:20〜10:30
理論講座1
10:40〜11:50
理論講座2
12:00〜12:30
開会行事 
13:30〜16:30

テーマ別分科会





17:00〜18:30

性教協定期総会
 
 

大会プログラム

8月9日(土)
12:00〜12:30
開会行事
開会行事
オープニングミニコンサート
 茅野 明

■1960年福岡市生まれ。高校卒業後、北海道で農業を学ぶ。愛知県の福祉施設で働きながら大学に進学。87年に大分県久住町で農業を始める。友人の草伏村生さん(薬害エイズ訴訟原告)の「冬の銀河」を読み、仲間と共に一人芝居という形にして全国各地で訴え続けている。弾き語りコンサート"大切なものを求めて"も好評。1999年、福祉作業所「カントリーワークぱんぷきん」を開所。(『ぱんぷきん』は2001年にNPO法人、2003年に社会福祉法人「かぼちゃの国」となる)。現在、小規模授産施設「カントリーワークぱんぷきん」、NPO法人「あんだんて」の代表を務める。
12:35〜13:05
基調報告
艮 香織 副実行委員長(性教協本部幹事、宇都宮大学教員)
性と人権をめぐる情勢を広くとらえ、性教協の活動の意義と展望を報告します。
13:15〜14:45
記念講演
テーマ
「人間の尊厳をどう伝えるか 〜ハンセン病裁判の経験から〜」
徳田 靖之
1944年大分県に生まれる。弁護士として45年。
この間に、薬害エイズ九州訴訟代表、ハンセン病国賠訴訟西日本弁護団代表をつとめ、「感染症と人権」に関する仕事をライフワークとするに至る。また「母子無理心中事件」の弁護を通して、在宅重度障がい者の置かれている厳しい現状を知り、「在宅障がい者支援ネットワーク」を結成し、代表世話人として、「障がいのある人もない人も誰もが安心して暮らせる大分県条例を作る」運動に取り組んでいる。
主な著書『エイズを生きる子供たち』(かもがわ出版)、『作られたエイズパニック』(桐書房)(ペンネーム菊池治)、『開かれた扉』(講談社 共著)
15:00〜17:00
トーク&トーク
テーマ:人権と性教育
この企画は、さまざまな分野で活躍するスピーカーの方々からお話をうかがいながら、テーマを浮き彫りにしてゆくものです。
スピーカー
  江藤裕子(えとう・ひろこ)
NPO法人「共に生きる」代表理事
  竪山 勲(たてやま・いさお)
ハンセン病違憲国賠訴訟全国原告団協議会事務局長
  佐藤益美(さとう・ますみ)
性教協大分サークル代表・養護教諭
コーディネーター
  安達倭雅子(あだち・わかこ)
性教協幹事
17:10〜18:00 <模擬授業&分科会の打ち合わせ>

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8月10日(日)9:30〜12:30
模擬授業
番号 タイトル 一口メッセージ 担当サークル
小学校 模擬授業 (低学年・中学年・高学年)
1
からだたんけん
 「ぼく・わたしのうんこ」
知っているようで、知らないことがたくさんある自分のからだ。「うんこ」を通して、からだのしくみを学びます。
和光鶴川
2
いのちのはじまり
〜いのち・お母さん、
    いのち・お父さん〜
「自分はどこから来たの?自分は何者なの?」という子どもたちの問いに答える授業。子どもたちの認識がどのように変容していくかをたどります。(同一テーマで午後の「分科会い」を設けています) 熊本
3
大好き!!じぶんのからだ 自分のからだを科学的に知ることが自己肯定感を高めます。自分のからだを知る学習にチャレンジします。 滋賀HAL
4
自分らしさを大切にしよう
 〜将来の仕事〜
将来の自分を想像した時に、何を大切にしていくのがいいのでしょうか。女(男)らしさ?それとも自分らしさ?みんなで考えましょう。 東京
5
多様な性 からだ・こころ・恋愛の性をくみあわせると、多様な性のあり方が見えてきます。さまざまな人の気持ちを想像しながら、みんなが生きやすくなる方法を考えます。 山形
6
エイズを正しく知ろう 保健の免疫学習と結んだ授業です。免疫のしくみとHIVの感染経路、予防等、わかりやすく工夫しました。 岐阜
7
ともだち 辛い時、困った時に、自分の弱さや自信のなさを語り、支え合える友だちとは?2年間の性と生の学習の中で、関係性について真剣に考えました。 大阪
中学校 模擬授業
8 性感染症・エイズ
 〜保健体育科の実践より〜
感染の可能性と予防。どちらも自分のこととして考えていくための2時間の授業です。
科研1
9 あなたはどう考える?
 好きな人との関係
恋愛は拘束するもの・されるものだと思っている子どもたち。本当にそうなの?幸せな関係ってどんな関係なの?と問いかけ考えてもらう授業です。 徳島
10 問い直そう性意識
〜あなたらしさが輝くために〜
「『男だから、女だから』意識なんて、私は関係ないよ」って本当?『私の履歴書』をもとにした、ある人物の生き方に触れながら、自分の性意識を見つめ直す授業です。 静岡
高校 模擬授業
11 性別って何? 性別って何なの?どうやって決まるの?性別をめぐる問いにどう答えるか。性別に関する認識をどのように深め、広げるか。皆さんと考えたいと思います。 大東学園
障害児・者 模擬授業
12 赤ちゃんの誕生・赤ちゃん抱っこ・沐浴体験 小学部高学年の子どもたちが、赤ちゃんの誕生を学び、ベビー人形の抱っこや沐浴の体験を通して、自他への愛着を学習します。
沖縄
今あなたに/ホットな講座
13 ヒロシマとフクシマ
〜広島から福島の
  子どもと女性に寄り添う〜
広島、産婦人科医。「私は赤ちゃんを産んでもいいの?」今、福島の若い女性たちの悩みは私の若い頃の悩みと重なります。 河野美代子
(広島)

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8月10日(日)午後 13:30〜16:30
テーマ別分科会
 
番号 タイトル 一口メッセージ 担当サークル
保健師の私ができること
〜地域で広がる性教育の輪〜
地域の小・中・高校生から大人まで、あらゆる年齢層に性の講話行脚中。相手が誰でも、伝えたいことの根っこは同じです。
えひめ
いのちのはじまり
〜いのち・お母さん、
    いのち・お父さん〜
(午前の「模擬授業2」と同一テーマの分科会)「お母さんから生まれたのに、どうしてお父さんに似ているの?」などの子どもの素直な問いに答える授業づくりを話し合う分科会です。 熊本
男性養護教諭が取り組む
         性の学び
男性養護教諭としてどんな性の学びを作れるのか。セクシュアリティに光を当て、自らの生い立ちを振り返りながら考えました。
大分
「雨のち晴れるや」
キーワードは性教育だった。
困難を抱えた小学3年生。悩み苦しんだ学級づくり。そうだ、性教育をしよう!からだ・こころ・いのちを見つめる学習から見えてきたものを報告します。 山口
子ども理解からはじめる性と生
〜若い仲間とともに〜
性と生の学習を若い仲間にどう伝え広げていくのか?子ども理解から、性と生の大切さに気づき、実践につながった報告です。
大阪
保健室から発信する性の学習
 〜わくわく思春期〜
思春期を迎える気持ちに寄り添い、わくわくを育てる性教育とは?を考えます。子どもたちの学びが、保護者・保健室をつなぎます。 石川
エイズを通して見える世界
タイで過ごした1年間の経験を踏まえ、HIV/AIDS、セクシュアリティ、そして日本について考えます。
京都
助産師が引き継ぐいのちの学習
ベテランから若手助産師へ引き継ぐいのちの学習。教師と連携した教材作成、ワークショップ。市教委を巻き込んだ授業の実践を紹介します。 さきたま
おとなになるっていうことは…。
養護教諭が、朝会、学級活動などの時間をフル活用し、保健だより、掲示物などに工夫をこらした、子どもたちに「性と生」の未来をイメージさせる取り組みです。 鹿児島
これからを生きる男性の性のあり方を探ろう
定年を迎えた男性の性と生のふり返りを共有しながら、性教育のこれからの課題について考え合ってみたいと思います。
兵庫
「もし『20代OL』が高校生に性教育をしたら」
大学生や若手社会人を中心に、性を気軽に学ぶイベントや講座を企画するNPOピルコンの取り組みと工夫点をご紹介します。
東京
淫行処罰条例制定で何が変わるのか?
〜制定をくいとめるために〜
淫行処罰条例がない唯一の県である長野県で、今、その条例制定が議論されています。現状をリアルタイムで報告いたします。
長野
性教育の授業でこころを開く
〜高等部3年間を振り返って〜

性教育の授業を柱に学年集団を作り、子どもたちの自己肯定感を育みたいと願って歩んだ3年間を振り返って報告したいと思います。 障害児・者
豊かな性を伝えるために
地域助産師の相談活動から見えてくる性の問題を、事例を通していっしょに考えましょう。 長崎
今あなたに/ホットな講座
「あっ!そうなんだ!性と生」
子どもの疑問にこたえよう
思春期前の子どもたちが持つ性やからだについてのたくさんの疑問。どうこたえていくのかを、新刊本『あっ!そうなんだ!性と生』を使って学びます。 中野久恵
(本部)
「ここから裁判」の最高裁確定判決を性教育実践の力に
最高裁で確定した画期的な判決を学びあい、子どもたちの成長・発達に必要な「性の学習」実践に活かせる確かな力にしましょう。 谷森櫻子
(本部)

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8月11日(月)9:00〜12:30
 
 
9:00 受付
9:20〜10:30
理論講座1
「日本における包括的性教育の手引きを考える」
2009年に開発されたユネスコの『性教育国際指針(ガイダンス)』は、台湾や中国といった東アジア諸国にも影響を及ぼしています。『ガイダンス』で示されている包括的性教育を、日本の学校教育で実現するヒントを探って行きたいと思います。
田代美江子(たしろ・みえこ)
埼玉大学教育学部教授。『季刊セクシュアリティ』副編集長、性教協代表幹事。専門分野は教育学、特に、近現代のセクシュアリティ・ジェンダーと教育をめぐる諸問題。現在は、東アジアにおける性教育研究に取り組んでいる。主な著書=『新版人間の性と教育@性教育のあり方、展望 日本と世界、つながりひろがる』(共編、大月書店、2006年)、『こんなに違う!世界の性教育』(共著、メディアファクトリー、2011)など。
10:40〜11:50
理論講座2
「ジェンダー、セクシュアリティ、そして沖縄」(仮題)
山城紀子(やましろ・のりこ) 
フリーライター。那覇市生まれ。1974年沖縄タイムス入社。社会部記者、学芸部長などを経て編集委員兼論説委員。2004年退社。現在も女性問題をはじめ、子どもや老人、障害者問題、医療や福祉の問題などをテーマに取材、執筆活動を続けている。
12:00〜12:30
閉会行事
大分実行委員会から。
2015年は「えひめ大会」。えひめ実行委員会から。

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株式会社JTB九州大分支店
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        「第33回全国夏期セミナー大分大会 係」
TEL092-751-2102  FAX092-751-4098 
〒810−0072 福岡市中央区長浜1−1−35 新KBCビル6F

■大会・参加内容に関するお問い合わせ
セミナーの内容についてのお問い合わせは『“人間と性”教育研究協議会(性教協)本部・事務局』にお問い合わせください。

一般社団法人“人間と性”教育研究協議会(性教協)本部・事務局
〒151-0071 東京都渋谷区本町1丁目7番16号 初台ハイツ1006号
TEL 03-3379-7556  FAX 03-3379-7561
※電話は火・木曜日の午後13時〜16時に受け付けています。
お急ぎの場合は、FAXにて用件をお知らせください。(24時間常時受付)

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